角松敏生 SEA IS A LADY日記28

角松敏生

皆さん、こんにちは(^o^) Takuです。

ゴールデンウィークが明けて、あと少しで週末です。少々頭がぼんやりしていますが、金曜日までは持ちこたえてほしいと思っている今日この頃です。

さて、角松敏生のメルマガ「拡散依頼」SEA IS A LADY日記は次回の配信分が最終回というお知らせがありました。

私のブログでも遅ればせながら、コピペをしてきました。ほぼ毎日、時には3本分のメルマガをブログにアップできたのは角松様があってこそでした。

1987年版をもっていることをブログに書きましたが、音質に対する違和感があったのです。

角松サウンドといえば、彼がセルフプロデュースするようになってから細心の注意が払われているのではなかったのか?

それとも、当時の録音技術の問題なのか?などといくつか疑問を持っていました。

音質が良くないような気がしていたモヤモヤ感の原因を、やっと知ることができました。

SEA IS A LADY日記28

みなさん、お元気ですか?角松本人です。

久々の全国ツアー&SEA IS A LADY 2017発売に向けての煽り!そしてツアー初日、神奈川県民ホール完売(まだチケットあるで・苦笑)目指して!に向けての特別プロモーション、「どうぞコピペして拡散してください企画」第28弾でございます。

この日記もあと二回。明日はいよいよ神奈川県民ホール。ツアー初日です。この日記のアナウンス、そして皆様のご協力がどのように花開きますか。70パーセントだった動員がどこまで伸びますか!楽しみですね。

ここの拡散で皆さんがどのように反応されているかは、僕はあえて見ないようにしているのですが、周りの友人がFBの反応など色々と教えてくれるのです。

その中には非常にありがたく参考になる意見も多いので、コンサート制作スタッフなどにはそういう意見を是非見て欲しいです。実際、ここはそういう目的もあって書いています。

例えば、ライブに行きたくても行けない事情などがよく伝わります。交通、地域、主な会社の時期的な都合(これはまた様々ですが)などなど。

こういったことを参考に、どのタイミングでどういう場所でコンサートを開催するのが好ましいのか、今後も参考にしていきたいと思います。

さて、SEA IS A LADY 2017お聴きいただけましたか?今日の東京の天気は初夏満載。かなりいい気分で聴けるかと思います。お概ね、最高!のご意見が多くありがたいですね。

ま、中には、30年前の方がいいとか、全体の音が前の方がいいとか、おっしゃる方もいて、そういう方は圧倒的に今の私の価値観と違う方なので、ヘェ~不思議な聴感お持ちの方ですね、という感じですわ(笑)

意味がわかりませんので、今後10年は必死で今を生きてゆかなければならない私とは無縁な方たちですなぁ。

特に、ギターの音が前の方がいい!という人もいて、ヒョエ~、あんな細くて蝉みたいに、ミーミーいってる音のどこがいいんじゃぁ?と、驚愕(笑)SEA LINEとかね。

まぁ、世の中には色々な趣味の方がいるもんでございます。でも、サックスの本田君がオリジナル聴き返してギターの音を評して、「なんか不思議な音してていいよね、これはこれで」って(笑)なんじゃそら。

何れにしても、あんな、ミーミーいってる音はごめんだぜ!確か、あれ、いいアンプ持ってなかったから、ボスのオーバードライブにコーラス通しただけでラインで録ってたんだよね。細いわけだ。恥ずかしい~(笑)ミー、ミー、ミー、いい音ですか?ま不思議な音ですけどね(笑)

とは言えひとまず買っていただいてありがとうございますというところですが、しかし、そういう意見を聞きますとね・・・

30年前のことなんか全く知らないけれど、この作品を聴いて好きになってくださる可能性のある方が他にも必ずいらっしゃると思うので、そういう方々のために、前のがいいと思った方は中古屋に早々に売っぱらってくださいね(笑)

モノが溢れていて、死に物狂いで作ったものも簡単に意見されてしまう世の中。

よく思うのは、ネット販売などで、この商品を買った人はこういうのも聴いてます的な、案内あるじゃん。あれ、笑いますよね。確かにねぇ、と思うこともありますが、はぁ?っちゅうのもありますよね。

さもありなん、あれは、人間が人肌の責任で書いているのではなく、数値のデータに基づいているわけですから、甚だテキトーですよね。

まして音楽なんざ、感覚的なものなので、価値観千差万別。例えば、使い易さをあれこれ言う器具などとは基本的に商品の種類が違います。

ちなみに昔は、店頭に信頼できるバイヤー(店員さん)がいて、その人の一押しなら間違いない、というような買い方がありましたよね。

人対人でその人の好みを理解した上で勧めてくれるわけですから安心します。また新たな世界を紹介してくれたりもしました。データではなく人対人なので、責任の所在もしっかりしていたわけですね。

そして各店舗も、様々な新譜が出るたびに、あ、こりゃうち、入れない、売れ筋でも買わない、とか、あ、これはいいね!無名だけど売りたいからいっぱいオーダーする、というようなことがあったわけで、それが本来だったんですよね。

だからメーカーの営業も必死でした。今や、ネット販売などは前回実績の数字に基づいたオーダーしかしないというのが基本です。

もっとも今も、人肌の売り方をしている、専門店さんもあります。そういうお店は店頭を見たらすぐわかりますよね。それはいいんです。

問題はネットの売り方。売ってナンボのはずなのに、マイナス意見も載せるのは、その商品を売りたいと言うよりも、なるべく売れる商品を検索するために、不特定多数の意見を統合してデータを作って極力無駄を無くしたいんですよね。ある意味、合理化と言えましょう。

そのためになんでも言いたい放題のネット文化を利用しているわけです。一見親切に見えますが、私からしたらうっとおしいですわ・・・。

ビジネスとしてはご立派なんですが、気持ち良く聴きたい人にはうざいすよね。うるせぇよ、人が気持ち良く聴きたいと思ってんだからよ!政治を監視するマスコミじゃねんだから。好きな人の邪魔すんなよ、って思うときがありますね。これは私自身もネットで色々買うので、買う方の立場として思います。

ちなみに、わたしゃ、欲しい!と思った商品があるときは、他の意見とか口コミとか絶対見ないんですよね。

音楽やら本やら映画やらはね、聴いて損した、見て損した、読んで損した、などとならないようにするには、物見遊山で買わないことです。

創作物というのは、消費する方は簡単に考えているかもしれませんが、ほとんどの作者は、手に取った相手に何かを感じてほしいと、身を削って作っています。

なので、僕は、気になる作品があったらまず予備取材をしつつ、あとは、うん!という衝動があるか、ないか、です。それは遠い日のいわゆるジャケ買いとも通じるところがあります。その衝動こそが作品との出会いなんですよ。自己責任です。

そして当たった時の喜びはひとしおなのです。たとえ、買った後で、あれ?っと思っても悔いは無いんですよ。自己責任だから。

選んだ自分を信じて聴きまくると、後から不思議と好きになってしまうんです。特に、自分が一度好きだと思ったアーティストの場合は、その人が何やっても好きなんだなぁ、同じ人間なんだなぁ、と思うのですよ。そうして、聴き手とアーティストが信頼しあってこそ、長く楽しめるのですよ。

しかし、今はなぁ、昔と違うからなぁ。

あの頃は3000円のLP買うのは、ある意味命がけの(笑)賭けでしたからね。だから、愛情もひとしお、というのも解ります。

それが記憶、想い出、という名のマジックスパイスになって、時には呪縛にもなります。聴く側が思い出に常駐されるのは一向に構わなく、また、ありがたいことではありますが、私、まだ、やらにゃならんのでね。

私を昔の人って、思っている人は多いと思いますが、私はずっとリアルタイムで挑戦しているので、そういう方々を私は昔のファン、と呼びます。

逆にずっとリアルタイムで追いかけてくださっている昔ながらのファンの方なら30年以上前から聴いてくださっていても、今のファン、と、呼びます。感覚が全く違いますよね。

角松好き、と言っている人の半分は2000年以降の僕をよく知らなかったりしますよね。そっちの方が遥かに重要なんですがね。まぁいいんです。わたしゃね、そういう昔のファンをね、「新しいファン」にしたいんですよ。

若い人たちはね、しのごの言わず、好奇心満載で、「今」の感覚で聴いてくれますんでね、ほっといても勝手に育つのですが、頭が固まってしまった人たちはタチが悪い。

そういう方々の頭を、ふにゃふにゃにしてあげられたらな、と、思うんですよ。僕はまだまだ演ります!が、とはいえ、20代、30代、と比べたら、圧倒的に人生の尺がありません!

もうね、屁理屈も、ロジックも見栄もいらん。本音だけですわ。必要なものは。自分を含めた人間の強さ、弱さ、優しさ、身勝手さ、尊さ、愚かさ、全部まとめてどかーん、と観て、感じて、そしてそれをこれからも音楽に乗せて表現していきたいんですよね。

さて、SEA IS A LADYの昔の作品には女性の名前が付いていましたが、あれ、実在するのは半分くらいで、また、実際会って話したことがあるとか、おつきあいしたことある、となると、そのまた半分くらいなんですよね。つまり、わりと妄想系(笑)

とにかく、当時はスキャンダラスなギミックとして、もてはやされたので、今思えば商品宣伝価値はあったのだと思います。でも、結構、大丈夫かな?とビクついていたりもしました(笑)

実は私、アマチュア時代は好きな女の子への思いを曲にする、てなことをよくやってました(笑)そりゃ、そうよ、思春期の高揚なんて、ある意味、軽い精神錯乱ですからね。どこへだって行ける、何にだってなれる、魔法の時間ですよ。

それを、メロディーにしたくてしょうがないなんてのは、人情でしょう。でも、そういう曲を作っても恥ずかしくてね。

その好きな当人目の前にして、「これ、君の曲だから(ニヤリ)」なんてことは残念ながら、出来ない人でしたよ(笑)。でね、おまけに、インストが多かったんですよ。

何故なら、歌詞を書くのが恥ずかしくてね、なんとかちゃ~ん、月よ、星よ~太陽よ~、なんてな。その点、インストは自由にイメージできるし、伝えたいことが限定的ではないのがいいのです。あとはタイトルだけよ!タイトル!(笑)

だから自分の世界だけで完結できるからいいんです。究極の自己満足!逆に、インストを、「これ、君のこと思って書いたんだなぁ~」などと、下手に言った日にゃ、「え?これ、あたし?どこが?」なんて、返されちゃうのがオチですからね。

脈もない相手に突然インスト聴かせたって、あんた、向こうは想像力ゼロ状態ですからね。ベートーベンなみの失恋くらいますわ(笑)

エリーゼ~フォ~ユ~、キッスは目にして~~、目は痛い~♪てなもんで。

女性の名前を冠した曲は古今東西たくさんありますよね。それを思い切って全部につけちゃえ!という発想だったんですが、意外に源泉は中高時代にあったりするんですよねぇ。

特に、私が、インストに女性の名前をつけるということに関して強い影響を受けた曲は四人囃子の「レディ・ヴァイオレッタ」です。森園勝敏さんの名曲です。全てはあの曲からです。

おお!!と、いう50過ぎのおっさんどもの声が聞こえてきそうであります。中高校時代、いろいろな思いがありました。アホでした。愚かでした。でも素敵でした。

そして、今があります、時間よ、僕を生かしてくれてありがとう。まだまだ色々なことにお返しできていないので、頑張りますよ。未だ勉強中。

でわ、明日、いよいよ日記、最終回です

注釈

ベートーベンは好きな女の子のために「エリーゼのために」を、書いたと言われています。でもその恋は実らなかったそうな・・・

ベーちゃん、プライド高いのにコンプレックスまみれで、夢見がちで。僭越ながら若き日の自分と同じ匂いを感じます(笑)シンパシー~

ちなみに、キッスは目にしてー♪は、某歌謡曲の歌詞変えなんですが、これちなみに、エリーゼへのオマージュすよね(笑)

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「TOSHIKI KADOMATSU Official Mail Magazine Vol. 280発行」より転載

角松敏生

Posted by Taku