角松敏生 Breath From The Season 2018日記9
皆さん、こんにちは!Takuです。
今日は、札幌市豊平区にある「寒地土木研究所」にある千島桜を見に行ってきました。今シーズン初の桜の花見となりました。
Instagramにも6枚写真をアップしましたが、後日フォトギャラリーのページにも写真をアップしますね。
さて、角松敏生のメルマガが届きました。いつもの企画をお届けします。
ちなみに、類型の話題で「Aタイプ」から「Fタイプ」までの話題が出ていますが、私は一応「Bタイプ」で今回のツアーには行けない人です(泣)。
アルバムリリース日をうっかり失念して10日ほど前に予約したおっちょこちょいで、引越の予定があって難しい事情もある人、ということで捉えて頂ければと思います。
Breath From The Season 2018日記9
メルマガ会員の皆様、ごきげんいかがですか?お久しぶりです。角松本人です。
ご承知の通り、新譜BREATH FROM THE SEASON2018の発売、及び5月からのツアーが迫ってまいりましたので、昨年同様、煽り!(笑)をしたいと思います。
本人責任編集(笑)のプロモーション日記、リハーサル日記等々、不定期でこのメルマガにアップしたいと思いますのでお楽しみください。
なお、本文はプロモーション目的の拡散を視野に入れておりますので、転載は基本自由ですが、その際に会員制無料メルマガからの転載であることを、ご明記ください。
転載であることの明記なきものについては明らかに悪意のあるものと判断致します。ご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。
本日長文!(笑)
さぁて、いよいよウィークリーチャートがでます。まずまずの形くらい作れたら幸いですが・・・とにかくCDは1年タームでどれくらいの方に聴いていただいたかというのが重要なので初動チャートは一種のバロメーターで、気にすることではありません。
私なんざ、ウィークリー出たとしても翌週は影も形もない、というのが常でして(笑)でも、ウィークリーに出るとプロモーション効果があるとは言えますね。滑り込めるのか?!(笑)
しかしまぁ、そういえば、3週連続一位獲得!なんてアーティスト、いなくなったと思いませんか?洋の東西含め。それだけ、ばかばか出ては流れ去っていく、そういう時代なんですねぇ。
今回売れ行きは悪くないですが、それでもSEA IS A LADY2017と比べると2000枚ほど負けてます。
これは、商品内容の違いもありますが、前回は発売とツアーが近かったので、発売後ライブ会場での売れ行きが加味されたという効果が絶大だったようです。
この話を聞いて思ったのは、昨今、ライブ会場でCDが飛ぶように売れるという話、最大の謎なんですよね。なんで会場で売れるのか?あのぉ・・皆さん、CD買ってからライブに来るんじゃないんでしょうか?
たくさんの種類のお客さんがいて、まさに消費の多様化のなせる技なんでしょうね。ライブで聞いて良かったからCD買おう、という図ね。
これだと、我々、特に僕のようなスタジオアートを原点として活動している者にとっては本末転倒なんですよね。
スタジオでこれだけのものを作りました、なので、これを生で再現してお見せしましょう!それが音楽のライブ。僕の基本。
というか、70年代から80年代前半までの大衆音楽の在りようってそうだったんですよね。それが身に染みてるもんで違和感があるんだな。
ま、売れればいいんだから、なんでもいいんですが、できればスタジオで死に物狂いで製作した作品の隅々までの価値を知ることのできるお客様が絶滅することのないことを祈るばかりです。
お芝居、ミュージカル、アイドルショーなどのように舞台アートありき、中心のものと、音楽だけを聴かせるライブというのは基本スタンスが違うものですから、お客さんもその辺の違いを感じられるともっと楽しめるんですがね。
音楽のライブも、ミュージカル、お芝居、アイドルショー的な要素とフュージョンしてるのが現状で、それが今やスタンダードなんですね。
ほんまの音楽ライブは、ライブハウスやライブレストランなどでじっくり聴けってことなんでしょうけど、それだけではねぇ、アーティストとしての体力は何年も続かないから難しいところです。
と!いうわけで、そのライブ、今回の僕のツアーが大変!もう3週間を切りましたが、動員の朗報を聞いたのは、中野と大宮のみ。
肝心の、初日大阪、第二弾平日名古屋、今回北の要衝仙台、そして本来なら大票田の福岡、それぞれから、な~~んの朗報も届きません。
これはもうCDの売り上げ云々ではなく、私が明日食う飯の種に直接的に影響する危機です!最後のお願いに入ります、どうか、大阪、名古屋、仙台、福岡、このままじゃ潰れるよ!頼む!どうか伸びてくれ!
そもそも今回のツアーは、会場の都合でツアーの前半に、大阪、名古屋、福岡、などの集客率の高い地方都市が密集してしまっています。集客率が高いと言っても情報がしっかり行き届いてからの話。
つまり、新譜などが発売され、隅々まで情報や内容が行き届き、そのライブを見たいという欲求が成熟されたタイミングで打てた場合にのみ高い集客率を見せる地域です。
前回のツアーでは前半で東京と中小都市を終えた後、約一ヶ月開き、大阪、名古屋、福岡がありました。この展開はある意味理想的でした。SEA IS A LADY2017の売れ行きと評判が浸透した後でしたから。
また、前半部で見た人の中に、もう一度見たい!という人がいた場合、名阪福などの大都市は非常に来やすい、という利点もあったわけです。
昨年前半部、中小都市でいっぱいにならなかったところを補って余りあるほどの成果を出しました。名阪福はほぼ90パーセントから100パーセントの動員でした。今回は、先にそこをやっちゃうんだよなぁ。
CDやライブの価値が浸透した頃にはツアーは終わっている、という図が見え隠れして心配です。今回のような編成のライブツアーはおいそれとやれるものではありません。
非常に、大掛かりでもあるため通常よりもチケット代は割高になっていますが、それだけ良いものをお見せするのだという自信と決意がなければ設定できない金額なので、そこもご理解いただいた上で、お楽しみいただきたい。
コアファンの方々はすでに遠征を含め複数箇所おいでいただける方もいらっしゃると思いますが、各地域にお住いのグレーゾーンの方々にまだまだお出ましいただかなければ、なりません。
今作を聴いて、いい!と思った方々は、このアルバムを丸ごと再現するライブの貴重さを感じていただき、是非、ご近所様をお誘い合わせの上、ご来場お待ちしております。
さて、CDのセールスや、ライブの動員をかける際に、そもそも角松リスナーとはなんぞや、という、括りを再考してみますと、おおよそ次のように類型されましょうや。
Aタイプ
a、バリコアファン、CD出ればなんであれ必ず発売日予約して購入する。ライブは必ず行く。ツアーなどあれば複数回必ず行く、時間が許せば全ての箇所に行きたいと思っている。稼いだ金は全部角松につぎ込む。
角松が六本木のど真ん中で裸踊りしようが何しようが、絶対に信じてついていく!と思ってくださっている角松ホーリックな方々。サイン複数欲しい、ツーショット写真複数欲しい、ハグして欲しい、一緒に飲みたいなど、欲を並べたら数え切れないタイプ。還暦間近の爺にありがたいこってす(おじぎ)
Bタイプ
b、基本、aと同じタイプだが、もう少し客観的。全部のライブを見たくても、経済事情が許さない、あるいは経済事情が許せても仕事や家庭内事情等々時間がない、しかし、とにかく、ツアーがあれば1回は必ず行く。CDも必ず購入する。
しかし、発売日に固執はしない。遅れても聴ければ良い的。角松が裸踊りをしたら一応「大丈夫か?」と心配するタイプ。サインはできれば欲しい、写真はそりゃ機会があれば嬉しい、ハグは別にいい。飲み屋でばったり会っても気配を消してる、というタイプ。
以上のa、b、タイプにはファンクラブ在籍型と非在籍型がいらっしゃる。
Cタイプ
c、好きなミュージシャンは?と聞かれた時に、必ず、角松敏生!と、答えるくせに最近の僕が何をやっているか情報に全く疎く、また興味もないタイプ。それでいて、ばったり僕に会ったりすると「大ファンなんです!」と、のたまうタイプ。
音楽を聴くきらめきや憧れは20代30代で、凍結してしまっている方々。それだけに、社会的責任が強いお仕事や家庭内の様々なことに奔走されている。できるなら、またゆっくり音楽に浸りたいタイプ。時間はないが、そこそこ金はある。いい音楽に触れれば、すぐ勘を取り戻せる種の人たち。
Dタイプ
d、いくつになっても音楽には詳しいオタクタイプ。非常にスノッブ。好きなものへの要求認識がはっきりしている。角松も色々ある音楽の一つ、としてたまに支持するときもある。
ミュージシャンが自分の興味のあることをやってたら、CDも買うし、ライブも一回くらいは行くタイプ。しかし、これ、ちょっと趣味違う、と思ったら全く興味を示さない。音楽には詳しいが、心が狭く視野も狭い人たち。自分の好きなものが世界最高と思っている人たち。(ちなみに私、若い頃、これでした・笑)
Eタイプ
e、めちゃくちゃ興味あるし、めちゃくちゃ見たい!そして見たら素直に大感動して、また見たぁ~~い、と、思ってくれるが、金と時間が圧倒的に無い、10代20代の人たち。または、親の同伴同意なくしては、物品購入やライブ参加などができない、未成年少年少女たち。
Fタイプ
f、ユーチューブだかどこだかで知ったのか知らんが、角松サイコー!と、日本にライブまで見に来てくれる外人。
昨今、ニューヨークやパリ、ロンドンなどのクラブで私のむっか~~しの曲を流して盛り上がるシーンなどがあると聞いた。んなこたァねぇだろ、と思っていたら、昨年のツアー最終日、終演後名古屋の会場の出口の出待ちの方々の中に、モノホン外人青年二人、
「We are from the UK!、We are your fans!Why don’t you have a concert in London?」などと言われ、「oooo…oh Yes, thank you、I hope so.」
とか、なんとか言いながら、心の中で「どこにそんな金があんね~~~ん!」と叫んだ私。ともあれ噂は本当だったようである。
ちなみに、数ヶ月前、中国のプロモーターからソニーに角松敏生のライブを中国でやりませんか、と言うオファーがあったとか。どうなったんでしょね?一応、ベストメンバーでの予算を伝えてもらったんだが、どうやら話は途絶えたようだな。(笑)
ま、以上のようにCDを買ってくださる、ライブに来てくださる、音楽を聴いてくださる人々の様々な類型を列挙しましたが、大体こんな感じ。面白かった?
さて、この中で今回、重要なのは、bとcの方々。17名のバックミュージシャンなんつうのは周年くらいじゃないとやりません。
それでツアーを回るわけですから、おまけに、今回は10本足らず。貴重なんです。bの方は重々ご承知だと思いますが、重ねてお願いいたします。
また、a・bの方々、周りにいるであろうcのような方々にくれぐれもお伝えください。
また、eのような若い人のお知り合いや、あるいはお子様をお持ちの方、特に吹奏楽の経験のある方々にはこの貴重なライブは教育の一環としても、とても意味のあるものとなりましょう。是非、余裕がありましたら、若者、子供たちにもご支援を。
dの方々も、損はさせません。特に、ビッグバンドとかJAZZを煙たがりがちのdの方々、一度くらいはご賞味あれ。ジョージベンソンやボビーコールドウェルが「ビヨンド・ザ・シー」を歌いたがった意味がわかりますぜ。
fの人は・・・知らん。未知数
と!いうことで、チケット拡売に、ご協力のほどを!長文、お粗末様でした。
【TOSHIKI KADOMATSU Official Site】
http://www.toshiki-kadomatsu.jp/
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「TOSHIKI KADOMATSU Official Mail Magazine Vol. 292発行」より転載
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