角松敏生 SEA IS A LADY日記3

2017年4月28日

こんにちは、Takuです。いつもブログをご覧頂きまして、ありがとうございます!

さて、今回も予約投稿ですが角松敏生のメルマガの「拡散依頼」ということでブログを書いてみます。

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SEA IS A LADY日記3

皆さん、ごきげんよう、角松本人です。春だなぁ~やっと毎日機嫌が良くなってきた(笑)暖かいの最高。

と!いうわけで、レスポール探検隊、謹んで報告いたします!

長くなるので、ますは、レスポール探検報告その1

すでに、同行した鈴木隊員のSNSレポなどで雰囲気つかんでる方もいるかと思いますが、いやぁ、久々にギターキッズに戻って楽しい1日でした。

昨日の日記にも書きましたが、この年でレスポールを購入しよう!と、決心した私は、下調べ1ヶ月、我ながらよく勉強しました(笑)

さて、そしてどこで購入しようか・・・ということになるわけですが、我々プロはそれなりの紹介など辿れば、それなりにルートはあるわけですが、今回のテーマは初心。

アマチュアの頃に戻った気持ちで、普通にお客さんとして、店に入りそこで出会った本当に欲しいものを自分のお金で買う!これが肝でした。

というのも、前にも述べましたが、実は、私、中古やビンテージ、お試しもらいものなどで、
ブランド物を手にしたことはありますが、新品の高級ブランド物を自分で買ったことはないのです。

基本は有名ビルダーに頼んで作ってもらった、自分だけのオーダーギターが中心。意外でしょ。

だから全て初心で行こうと思い、まずは楽器屋探しからスタートなのですわ。ワクワクです。

とはいえ、楽器屋さんとはそれなりのつながりがあるところもあります。

昔は今は無き、渋谷のヤマハにて、すべてのメーカーの仲介をしていただき、購入していましたが、渋谷ヤマハが閉店した後は、もう色々なツテを辿って購入しています。

しかし一般量販メーカーさんで直のお付き合いがあるのは、ギターのMOONさん、や、シンセ、V-DRUM等々でお世話になっているRolandさんくらいで、後はプロ専門店的な複数のおつきあいのところに相談しています。

ちなみにFENDERなら以前まで代理店を務めていた山野楽器さんあたりに相談に行ったかもしれませんが、今回はGIBSON

もちろん、声をかければそれなりの紹介もあったかもしませんがね。何しろずっと外車が欲しくて貯蓄していた一部を切り崩しての、買い物をしようってんですから、予算は100万超えくらいですわ(苦笑)

それを言えば、誰かが良いもの揃えてくれたかもしれません。

でも、それぢゃ~つまらない。自分の足で、目で、耳で、探した店頭にある、つるし(量販もの)の中から「当たり」を探そうってんですから。

まず、何が真剣かって、自分が!ですよ!(笑)

外れ買った日にゃ、馬鹿野郎でしょ。私、それなりに頑張ってはきましたので、貧乏ってほどではないですが、金持ちでもないのですよ。なので真剣です。

でも、10年に一度の買い物にそれくらいつぎ込んでもバチは当たるまい!おまけに商売道具じゃ!

とはいえ、同じ100万クラスでも個体差があって、好みによっては100万出して買ったはいいが実際使ったら3万くらいの価値の音しかしなかった!てなことがあるのがつるしのエレキギター購入の難しいところ。

いやぁ、悩みましたが、ワクワク楽しかったなぁ、久しぶりに。おっと、話がずれました。

そして探検決行日を昨日、4月13日と定めた私は、下調べとして4月9日、たまたま渋谷に行く機会があったので、最近の店頭はどんなじゃろうと、冷やかしを決め込み、渋谷東急本店近くのクロサワ楽器に潜入しました。

イシバシ、シマムラ、ミヤヂ、などの有名量販店からも良い品をツテルートでよく購入していますが、クロサワは初体験。

各量販店趣向を凝らしたGIBSON販売をしていますが、クロサワはその名もG-club というGIBSON専門コーナーを有しております。まぁ、気になってたわけだな。

マネージャーと二人でふらりと入店。しかし、店員は若い人が多く、まぁ、ただの長髪のおっさんが入ってきた、くらいにしか思われていなかっただろう。

店内を見渡すと、ギター、また、ギター、ま、当たり前ですが(笑)

なんかワクワクするな~、高校生になった気分でしたわ。やがて、GIBSONのセレクトコーナーは地下、とわかり、地下に移動。

お~~~レスポールだらけ~~!僕が探している細身のネックは!そして、カールトンが使用いていたのと同じ形のP-90ピックアップのリイシューは?

果たして、あるのか!値段は安いもので30万円。なんか、お金の感覚がわからなくなってきた~クラクラ~~。

ふと、見ると会社帰りと思しきスーツ姿の男性、年の頃は40代くらいか、が、高そうなレスポールを試奏しているではないか。

そうなんですよ、こういう、ある程度社会的地位ができて、若い頃は果たせなかった、いいギターを買う!という夢を叶えようとするおっさん(わしもじゃ)が、今、高額楽器の市場のメインユーザーなのだ。

もちろんプロはだしの技術を持ったおっさんアマチュアさんも多くいるのだが、いわゆる、マニア、っちゅう人種はすごくて、上手い下手ではなく、知識が半端じゃなく、また小金もあるもんだから、すごい!

そんな迷宮に35年もこの世界で飯を食ってきた人間が初心者面して分け入ろうというのだから、覚悟がいる!

見ると、そのお客さんを接客している店員さんは、失礼ながら他の店員さんより、ベテランな風体(ま、年齢ね・笑)。

でもね、セミロングの天パーヘアーに蓄えたヒゲ、そこに白髪が混じっていてなかなかカッコイイおっさんで、おまけに接客態度が丁寧なんだよね。

若い店員さんが多い中で、なんか僕には安心できるオーラが・・・で、他に店員さんいたのですが、その人にロックオン!

先客の接客が終わるのを待って、「すみません、スリムティパードネック、60年のリイシューの程度のいいのありますか?何しろ細いネックのを探してまして」

「あ!はい、当店だとこれですね。これがいわゆる1960年のスリムティパードネックのリイシューです」

と、出してきてくれた一本。おお!これかぁ、レスポールとの邂逅!価格は60万くらい。しかし、持ってみると以外と細くない。

うーん、鈴木くんのレスポール見せたらびっくりするだろうなぁ、などと思いながら、「これより細いのありますか」

「うーん、個体差がありますので」

「何しろ、試し倒して弾き倒して調べるのが一番ですかね」

「そうですねぇ」

正直な人。その後、最近のGIBSONの傾向など、ためになる蘊蓄を聞かせていただいた後、実はクロサワさんの神保町のG-club本店に行ってみようと思いまして、と伝えると、あ、そうですか、もし、本店に行くのが大変なら、本店の商品でネットなどでご興味ある品があれば渋谷に届けますよ!それ以外の店舗のものでも!と。

そりゃそうだわな、渋谷店の人なんだから渋谷で購入してほしいわな(笑)

いや、すみません、今日は冷やかしで本番は神田の店でと思ってまして、とは、言えず(笑)

また P-90ピックアップの話をしたら即座にそこにあったビンテージのレスポールジュニア(こちらは僕の求めている形ではない)を、持ってきてくれたので、試奏もさせてくれました。

いやぁ、モノホンビンテージ、59年のジュニア、初体験のGIBSONシングルコイルピックアップ!ジーン、感動。ほ~、こんな音でしたかぁ、実に個性的な音だね。

とにかく、その店員さん、一見の僕のニーズに応えようと丁寧に接してくださったので、「また本店に行く時連絡しますので、本店にその旨お伝え願えますか」と、私のマネージャーから名刺を出させました。

そして、
僕が「すみません、そちらの名刺いただけますか」と、その際、「私、角松と言います」
と、告げると、「はい!存じ上げております!」即答。

は~~~~知っててもらえてヨカッタァ~~心の中で、安堵がぶわ~~っと広がる。

マジで、嬉しかったすよ(笑)どんだけアマチュア返りしとんじゃ!ちゅう感じですが、それだけ私、自分の知名度に自信がないわけで、そりゃそうでしょ。

でも、少しでも知ってそうな年代の店員さんにロックしてて大正解!(笑)これがもし!若い女性店員さんかなんかに、声かけて、名前言って、「あぁ、そうですか・・・」なんてローリアクションで返されていたら、折れただろうなぁ~~~(笑)

後日、本店に行く日を連絡したところ、その店員さん、クロサワ渋谷店の「I」氏、という方ですが、「本店まで自分が出向いてご案内します」とのこと。お~見上げた責任ケア!当たりの店員さんに巡り会えた予感!幸先いいか??

というわけで、アマゾンの奥地に分け入る探検隊は現地のインディオのガイドに頼るという。

「I」氏はまさにそのインディオのガイドさながらに、神田神保町にある、クロサワG-club本店のレスポールの迷宮を案内してくれる、頼もしい存在。そんな頼もしいガイドを得た我々探検隊は後日、楽器の迷宮、御茶ノ水、神田神保町方面へと繰り出すのであった!

10代の若き日、同じ街の楽器屋でショーウィンドウに飾ってあるGIBSONやFENDERを、遠い憧れの眼差しで時間の経つのも忘れて眺めていたあの頃。あの頃の僕に伝えてやりたい。君の夢が40年後に叶うぞ、ってね。

探検隊日誌2へ続く!

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「TOSHIKI KADOMATSU Official Mail Magazine Vol. 252発行」より転載

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Posted by Taku