角松敏生 SEA IS A LADY日記16
皆さん、こんにちは!Takuです。今日の札幌は早朝から晴れています。朝早くだと涼しく感じていたのですが、天気に合わせて気温がぐんぐん上がってきています。
私はここ2週間くらいの寝不足解消のため、午前中はゆっくり休み、午後に何かできることを探してみようと思っています。
休日のお出かけや旅行で携帯するバッグが容量不足に陥りがちなので、それを解消できる買い物がしたいです。
さて、予約投稿ばかりになりがちなのですが、角松敏生のメルマガ「拡散依頼」のブログ記事をアップします。今回は「SEA IS A LADY 日記16」です。
昨日現在、発行されている日記が19回目なので、段々追いつきつつあります。
SEA IS A LADY日記16
みなさん、お元気ですか?角松本人です。
久々の全国ツアー&SEA IS A LADY 2017発売に向けての煽り!そしてツアー初日、神奈川県民ホール完売(まだチケットあるで・苦笑)目指して!に向けての特別プロモーション、「どうぞコピペして拡散してください企画」第16弾でございます。
26日から始まりました、3泊4日の福岡広島プロモーションの旅、終了しまして帰京の途、新幹線の中で書いております。
本日も西日本は天気晴朗、気持ちの良い晩春の空が広がっております。
春の空気の流れは夏へと向かう変化の時期、不安定になりがちなので、本日も東日本や北日本は場所によっては雷雨なんて話も聞きますが、この晩春の天気の移ろいやすさは、すなわち夏への扉を叩く過程。
アルバムPrayerに収められています日照雨(そばえ)という曲はまさに今頃の晩春の天気雨のイメージで、出口のわからなくなった閉塞状態の男女が、ちょっと気分を変えようぜとばかりに、海に行くお話です。
夏へと向かう高揚をアンニュイに描いた曲ですな。オリジナルSEA IS A LADYはもっと万人にわかりやすい夏への高揚をイメージした作品でした。
ただその時代背景、バブルへと向かう日本が徐々にトルクを上げていく、そんな時代のイメージは、今の若者に説明しても理解不可能でしょう。
特徴としてあるのは、皆、大人に憧れていた、ということでしょうか。これはシンプルな上昇志向だと思います。若者が若さの未熟を嫌い、早く大人になりたい、綺麗な服を着たい、いい車に乗りたい、などという価値観を持つなどということは現在あまり聞きませんね(笑)。
今や若ければいい、シンプルでめんどくさくないほうがいい、という時代。さらに大人が若者のお手本にならず、大人が若者におもねる始末。これでは上昇志向は生まれてきませんやね。
若者もずっと若くいたいと思うわけで。それもある意味、問題含みますわね。とはいえ、若者は若者で勝手に立派に育つ人もいるわけで、大人もぼっとはしていられませんよね。
ちなみにわたしゃ、四捨五入で還暦野郎なんでね、若者の定義は30代まで含みます。10代、20代、はひとまずいいんですが、30代、40代、いろいろな意味で、頑張ってほしいですよね。
PCやスマホだラインだ、にかぶりついてないで、空を見上げなさいよ、って言いたいのは、20代よりむしろその世代に向けてかな。わたしゃガラケーですが、それでもちょいと長いメール書いてたら、時間あっという間なんだよね。お~怖。やべ、また時間、無駄にした~~とか、思ってしまいます。
本当、思いますが、時間って絶対的じゃなくて、相対的だよな。こいつは物理の話ではなく、精神、心理においてですがね。ま、いいや、閑話休題。
さて!SEA IS A LADY 、当時の空気を蘇らせて聴くもよしですが、現在は様々な価値観が氾濫しているので、その辺を考慮に入れた音像作りに腐心しました。
つまり、あの時代を知らない人でも一人一人がそれぞれ好きなように世界に浸れるようなものを目指しました。
それは、ひとまず、リゾート感覚の想起とかそういうことだけではなく、海!という存在に、人間は無意識に反応しますよね、という話。
例えば、泳げない人や、海がそれほど好きではない人でも、なんか例えば電車に乗っていてトンネルを抜けたら、いきなり車窓にど~~ん、と、海が広がったら・・・そんなシチュエーションの時、ほとんど100パーセントの人が心でつぶやくと想います。「あ、海だ」と。
これはほとんど原始反応に近いのではないかと思いますよね(笑)
その、「あ、海だ」と、人々が反応する時に心に去来する様々な思いに応えられるように、ということを考えて本作を作りました。
聴く人がもっと自由に色々なことが想像出来る音になっていると思います。とにかく私のギター表現力がオリジナルより力強くなっていることが肝です。今作にかける私の、そんな温度を感じていただけると幸いです。
さぁ~帰ったら、レギュラーラジオ収録じゃ、そしてギターの練習、練習(笑)
でわまたまた。
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「TOSHIKI KADOMATSU Official Mail Magazine Vol. 267発行」より転載
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